あなたは幸せでしょうか?

今が幸せだというのであればそれで良いでしょう。

今が幸せでないというのであれば、今のままで幸せを感ることができるかもしれません。

知足(ちそく)

お金や時間、愛情など、人間には欲というものが存在します。

そしてその欲はとどまることなく、どんどん膨れ上がっていきます。

お金が欲しいという欲は、望んだ金額が手に入ればさらに大きな金額を欲しくなる。

時間が欲しいという欲も、自由な時間が手に入れば、もっと時間が欲しいと思うようになる。

愛情もまた同じです。あの人に愛されたいという欲求は、どんどん膨れ上がっていきます。

その止まることのない欲求の中で、人はいつ、どのような時に幸せを感じるのでしょうか?

それは、自分自身が、幸せだと感じた時です。

当たり前のことですが、これが事実なのです。

幸せだという人に何故幸せなのかを尋ねてみても、その人が、幸せだと感じていることがあなたにとっての幸せではないかもしれません。

ですが、間違いなくその人は幸せなのです。幸せだとその人が感じているのであれば、誰が何を言おうとその人が幸せなことに変わりはありません。

幸せか、不幸せかはその人の感情で決まっているのです。

つまり、幸せ・不幸せは自分の考え方次第で、いくらでも変えることができるということです。

このことを表した言葉があります。それが「知足」という禅語です。

足るを知る。つまり、現状の物事全て、お金も時間も、愛情もその他全てにおいて現状で足りているということを知れということです。

お金が足りないとか、時間が足りないとか、もっと愛してほしいとか。全ては自身の欲望です。

こうしたいとか、こうしてほしいといったことは自分の欲望であるということに気づかなければ、いつまでも幸せを感じることはできず、膨れ上がる欲望に支配された人生を送ることになってしまいます。

今の収入でも十分暮らしていけるはずですし、時間は平等です。自由な時間は自分で作ることができるはずです。あなたはすでにたくさんの愛情をもらっており、十分愛されているはずです。

どんなに足りないと思っても、あなたは毎日をしっかり過ごせているのです。

そのことに気づけば、今の自分がどれだけ恵まれているか分かるはずです。

どれだけ貧しいと言われる生活を送っている人でも、幸せを感じている人はたくさんいます。

全ては気持ち次第です。今の自分のことを考えてみて下さい。きっと多くの幸せがあるはずです。

帰る場所があるという現状を、ごはんが食べられる現状を、あたたかい布団で眠ることができる現状を。

あなたが今この瞬間、幸せだと感じることができれば、誰が何と言おうと、あなたは今、幸せなのです。