人間関係は幼い頃も、学生の頃も、社会にでてからも、時期を問わず大きな悩みの一つと言えます。

「人間関係を良くしたい。嫌われたくない。」といった思いから努力をしてきた人も少なくはないのでしょうか?

禅の中にも人間関係についての言葉はいくつかありますので、今回はその中の1つをご紹介します。

桃李不言下自成蹊(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)

桃や李の木は何をいうこともなくただそこにたっているだけです。ですがその木に咲いている桃や李の美しい花々や、豊かに実っている果実を見に、多くの人が集まってくるので、木の周りには人々が歩いた跡が残り、自然と道が出来上がります。

この禅語の意味するものは、何か自分から行動をしたり、物を言わずとも魅力のあるもの(人)には自然と人が集まって来るものだという意味です。

人は人間関係を良くするためだけに、興味もない流行のものを身につけたり、話を合わせるためだけに思ってもいないような嘘の発言をしたりと色々な工夫をします。

そんなことをしなくとも魅力ある人の周りには何をしなくとも自然と人が集まるものです。

あなたはどうでしょうか?何もしなくとも周りに人はいますか?笑顔溢れる毎日をおくれていますか?返事が「はい」なのであれば何も問題はありません。あなたの人間性が優れていて、魅力ある方だということです。

もしも返事が「いいえ」であるならば、何かしら改善をする必要があります。しかし、それは先ほどのような小細工ではありません。

あなた自身を見直す必要があるのです。

毎日笑顔で挨拶できていますか?自分のことばかりではなく人の話も聞けていますか?約束は守れていますか?悪口を言ったりはしていませんか?

見直す点はいくつもあります。何がいけないのだろか?しっかりと自分の言動を見つめなおし、改善していきましょう。そうやって自分を磨いていくことで魅力ある人間になってゆくのです。

まわりが好きな人間になろうとしてはいけません。あなたが思ういい人間を目指してください。

そうすれば、無理をすることもなく、本来のあなたの個性を伸ばした魅力ある人間ができあがるのです。

その時は必ず、あなたが何をしなくても、何を言わなくても、あなたの魅力にひかれて人が集まってきます。

そうやって集まってきくれた人たちこそが、あなにとってふさわしい「友」と呼べます。

嘘偽りのない友人はその時だけではなく、将来にわたっても「友」としていてくれることでしょう。