不安や悩み、迷い事がある時は心細くなり、何かに頼りたくなるものです。

そんな時には禅語を学びましょう。禅語は悟りの境地が詰まった言葉です。

今回は迷い事がある時に知るといい言葉を集めてみました。あなたの不安や悩みを解消してくれるでしょう。

自灯明(じとうみょう)

生きる道を照らしてくれるのは自分であるという意味です。

小さい頃は両親や大人に、社会にでれば上司や先輩に助けられることも多くあり、誰もが先人に導かれながら成長していくものです。

しかし、いずれは自分の力で生きていくことになります。他者にばかり頼って生きていくと、いざ一人になったとき、心細くて不安でたまりません。

誰かに頼らずとも、あなたには人生を歩むための力が備わっているのです。自分を拠り所として生きていきましょう。

あなたの人生を歩むのはあなただけです。生きていれば、どうすればいいかわからずに、足元が暗くなってしまうこともあるでしょう。

そんな時は、自分が持っている灯明で足元を照らして歩いていくのです。自分の中に灯りがあると気づいたら、どんな暗闇でも自身を持って進んでいくことができるでしょう。

 達磨安心(だるまあんじん)

禅宗の初祖と言われる、達磨大師が残した禅語です。

これは達磨大師の有名な話ですが、あるとき達磨大師のもとに弟子がやってきて、「私の心は不安でしかたありません。安心させてください」と問いかけてきた弟子に対して、「ではその不安でしかたない心を私の前に出しなさい。安心させてあげるから」と達磨大師は答えました。その後弟子は不安な心というものは、実態がなく捕まえて持ってくることはできないのだと気づき、自分は実態のない空虚なものにとらわれ振り回されていたのだと気づかされたのです。

これが達磨安心という言葉が生まれた話で、見えないものに怯える必要はないという意味です。

生きていれば不安になることも多くあるものです。

失敗したらどうしよう。自分にできるだろうか。嫌われないだろうか。病気にならないだろうか。

不安になる要素はいくらでもあります。ですが、その不安に実態はありません。いくら悩もうが何も変わることはないのです。

先のことを思い悩むのではなく、今何ができるのか?何をするべきか?だけを考えましょう。

そうすれば、不安はおのずと消えていき、自分の心を苦しめていたものは、なくなっていくでしょう。

紅炉上一点雪(こうろじょういってんのゆき)

真っ赤に燃え上がる炉の上に、ひとひらの雪が舞い降りたとき、その雪は瞬時に溶けて消えてなくなります。

この禅語には二つの意味があり、人の命とは紅炉上の雪のように儚いものであるという意味と、どんな煩悩や妄想も一瞬のうちに消えてしまうものだという意味を持っています。

人は誰でも雑念が絶えることはありません。しかし、どんな煩悩であろうと、自らの情熱という赤い炎があれば瞬時に消してなくすことができるのです。

決して簡単なことではありませんが、自らの信念を燃やし続けることができれば、煩悩に振り回されることなく生きてゆくことができるのです。

自分の中の炎が弱くならないよう、信念を貫いていきましょう。

いかがでしたか?

昔から不安や悩みは誰にでもあったのです。それをなくそうと先人たちは多くの苦行を乗り越え、その答えを見つけてきたのです。

私たちは苦行をせずとも、先人たちが残してくれた答えを知ることができます。

その答えを知れば、今悩んでいることが、いかにちっぽけで無駄な時間であったことを思い知らされます。

また不安や、迷いがでてきたら、今回の禅語を思い出してみて下さい。

きっと心が晴れるはずです。